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歯は命

健康であれば食べ物はおいしく感じられますよね。
健康であれば自由に好きなことができ、行きたい所にも簡単にいけますよね。
健康であれば人生においてそのひとのすべきことを達成し易いですよね。
健康であれば人生明るく、楽しいですよね。
いくつであっても楽しく人生を生きるためには健康が必要不可欠ですね。

それでは心身ともに健康に暮らすためにはどうしたらいいのでしょうか。
東洋医学で「身土不二」という言葉があります。生まれたその場所で採れた旬の食べ物、水を摂取して、
生まれた時の環境のなかで暮らすことが健康に生きるための術である、ということだそうです。
現代の生活環境ではとてもその様な生き方は出来ないとは思いますが、
遺伝子が千年単位で変化していくことを考えれば強ち否定できないのではないでしょうか。
それはどういうことかというと、個体が環境の変化にすぐに適応しようとして体を変えていこうとしても、
遺伝子レベルの変化には時間がかかり、個体がその変化を受け入れるまで千年かかってしまうということです。
であれば千年前の生活様式をすることはとても体に優しいといえます。
そう考えると現代人は環境の変化の多い大変な時代に生きているようです。
体は世代を超えてゆっくり環境に適応していくことしか出来ないのにオーバースピードで生きている、そんな感じでしょうか。
現代人はストレスを常に強く受けざるを得ないのでしょうね。

一部例外はあるようですが、野生の動物は虫歯や歯周病にならないといわれています。
歯を失うことは野生の動物にとって死を意味するからか、あるいは歯を失う前に死んでしまうのかもしれませんが、
空腹になったら食べるべきものを必要な量だけ食べて、満腹になったら寝る、
動物の本来すべきことのみをする生活、本能に身を任せた自然な生き方は、
厳しい自然環境の下にあってもきっとストレスの少ない生き方なのでしょう。

一方、現代人は生きていく上で様々なストレスから逃れることはできません。
ストレスは筋の緊張、自律神経の不調和を引き起こし口のなかの状態を悪くさせます。
具体的には、末梢の血流が悪くなり、唾液の分泌量が減り、免疫力が落ちます。
こうなったところに様々な侵襲が加わると、あっという間に虫歯や歯周病が進行します。
当たり前のことですが虫歯や歯周病で歯を失ってしまったら、よく噛むことが出来なくなってしまいます。
野生の動物にとって死を意味する状態ではとても健康にはなれませんよね。


歯のかみ合わせ

歯は最初の臓器です。その上下の歯の接触により咬合が作られるのですが、歯のかみ合わせ=咬合は
全身の状態とかなり密接な関係にあります。
実は歯のかみ合わせは、体調、姿勢、生活習慣等によって変わります。
体調が悪い時や、風邪をひいた時など、歯の根が合わないような、何かしっくりこないような感じを経験したことはないですか。
その感じが歯のかみ合わせが変わった、一時的に悪くなった状態です。
このように急にかみ合わせが変われば割と簡単に知覚できますが,
しばらくすると、変化後の感覚に慣れてしまってわからなくなります。
あるいは体調が悪ければその様な変化を知覚できないこともあります。
体が悪ければ悪い程、感覚はマヒしています。
また生活様式、日常生活上の癖、いつもしている事や、姿勢で歯並びが変化してしまいます。
今はあまり言われなくなりましたが、昔は姿勢、作法などうるさく言われたものです。
案外、躾の意味はそういうことにあるのを昔の人は知っていたのかもしれません。


乳幼児期からよく噛むことが大切


咀嚼は後天的に身に付ける部分が多いのです。
以前保育園の園医をしたことがあります。
その時保育園の先生に「この子、食べ物を噛まないで全て丸呑みしようとするのですけれど、どうしたらいいでしょうか。」と聞かれました。
その子はいつも食べ物を噛まずに飲み込んでいるので、先生方が心配して、よく噛んで食べるようにと、
わざと飲み込めそうもない大きさに食べ物を切って調理したにもかかわらず、大きい塊のままヘビが獲物を食べる様に目に涙を浮かべ、
目を白黒させながら飲み込もうとしたそうです。
またその子も同じかどうか忘れてしまいましたが、食事の時間に座ったままで食べ続けることができない子が多く、
遊びながらでないと食べられなくて、食卓の周囲を走りまわりながら食べる子供もいるそうです。
顎の動きは姿勢に影響されます。姿勢が悪いと顎の動きも悪くなるのです。日本人は姿勢を正して、正座して食べると、一番良く顎が動きます。
現代の生活では正座はする機会がないでしょうが、せめて姿勢ぐらいは良くして食事をしてほしいと思います。
乳幼児が美味しく、楽しく食べられる環境で、姿勢よく、よく噛んで食事をする事は、顎と歯のかみ合わせの良い成長を促します。
将来の体の健康のためにも、歯並びのためにも、お子様がよく噛む習慣を身に付けることはとても大切です。

 

 


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